巨人の苦労人「八百板卓丸です」 今季初昇格でプロ初打点 9回代打で中前打→サヨナラ生還

[ 2021年9月16日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人7―6DeNA ( 2021年9月15日    東京D )

<巨・D>9回1死一、二塁、中前に適時打を放つ八百板(撮影・吉田 剛)
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 24歳の苦労人が逆転サヨナラ勝ちを演出した。2点を追う9回1死一、二塁。今季初めて1軍に昇格した巨人・八百板が代打で出場し、プロ初打点となる中前適時打を放った。

 「やっと巨人の一員になれた気がします」。1軍出場は楽天時代の18年以来3年ぶり、巨人移籍後は初打席で守護神・三嶋のスライダーを捉えた。同点に追いつき、なおも1死満塁では岡本和の浅い左飛で三塁からタッチアップ。ヘッドスライディングで生還し、お立ち台では「八百板卓丸です」と自己紹介し、ファンを沸かせた。

 今年2月に支配下登録。春季キャンプでは連日、夜間練習に参加した。遅いトスと速いトスを交ぜたティー打撃で実戦を想定。低く強い打球を打てる打撃を求めた。手はマメだらけで「ずっと痛い。でも、これは付き合っていくしかない」と1日1000スイングをノルマに課した。この日に中前に運んだ打球はライナー性。求めた打撃が結実した。

 19年に楽天から戦力外通告を受け、同年に巨人と育成契約。ここまでの道のりを「なかなか上に上がれなくて、ずっと悔しい気持ちでやってきた。結果が出てうれしい」とかみしめた。(田中 健人)

 ◇八百板 卓丸(やおいた・たくまる)1997年(平9)1月17日生まれ、福島県出身の24歳。聖光学院では3年夏の甲子園に出場してベスト8。14年ドラフトで楽天に育成1位で指名されて入団。17年7月に支配下登録されたが、19年限りで戦力外。同年12月に巨人と育成契約を結び、今年2月に再び支配下登録された。1メートル80、82キロ。右投げ左打ち。

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