楽天・滝中、2位オリと1差導く7勝 「勇気を持って腕を振らない」岸の教えで磨いたカーブさえた

[ 2021年9月16日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天7―0オリックス ( 2021年9月15日    楽天生命 )

<楽・オ>7勝目を挙げた滝中 (撮影・白鳥 佳樹)
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 怖さを捨てて、あえて腕を振らなかった。楽天・滝中は立ち上がりから、自らの状態の悪さを感じていた。「粘るしかない。修正しながら、あるもので勝負する」。初回と2回、ともに三塁に走者を進められながら何とか無失点で切り抜けた。

 「緊張もあって投げ急いでいる感じがあった。状態が良くない時はどうしても強く投げようとしてしまう。きょうは腕を振っても振っても良くなかった」

 逆転の発想で自分の中の違和感を解消した。3回以降、ベンチ前のキャッチボールやイニング間の5球の投球練習でフォームを微調整し「勇気を持って腕を振らないことがバランスの良さにつながった。うまく力が抜けて、怖がらずに投げられた」。キーになったのが、球界屈指の使い手として知られる岸に助言をもらって磨いてきたカーブだった。

 2回までに計3球しか投じていなかったが、力を抜くことで腕の振りと軌道が連動するようになった。3回に4球、4回は7球。長打を浴びるリスクを伴う球種だが、勇気を持って一発のある杉本、ジョーンズ、T―岡田、モヤに多投。カウント球でも決め球でも効果を発揮し、投球全体のリズムが良くなった。7回4安打無失点で7勝目。6回無失点だった8日の日本ハム戦に続く好投に、石井監督も「途中から本来の投球をしてくれた」と目を細めた。

 チームを2連勝に導き、2位・オリックスと1ゲーム差に肉薄した。「勝ちを積み重ねないと順位は上がらない中、先発の役割を与えてもらっている。チームのみんなで勝利を目指していく」と滝中。前夜に好投した早川に続き、今は若い力がチームを支えている。(重光 晋太郎)

 ▼楽天・山崎剛(3戦連続で1番スタメン。5回の先制三塁打を含む2安打1打点)気持ちで打った。後ろに凄い打者がたくさんいるので心置きなく打席に入ることができる。

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