阪神・秋山「絶滅危惧種のプライド」 タイガース・能見最後の登板に感化「振りかぶることにこだわって」

[ 2021年8月23日 07:30 ]

セ・リーグ   阪神2ー0中日 ( 2021年8月22日    バンテリンD )

ワインアップで投球する阪神・秋山
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 【記者フリートーク】阪神・秋山は“芸術”をその目に焼き付けていた。昨年11月11日のDeNA戦の最終回。甲子園のマウンドにいたのは能見だった。チームの構想から外れ、タイガースでの最後の登板。代名詞とも言える美しいワインドアップを40歳になっても体現する姿に、自然と胸は熱くなっていた。

 「能見さんみたいに、あんな格好良いワインドアップではないですけど…。絶滅危惧種化してるんで。振りかぶることにこだわりを持って、この先の野球人生を頑張ろう、とあの日思いました」

 18年の右膝手術で一時はセットポジションへの変更を余儀なくされたが、背番号14に魅せられたあの夜からこだわりは強くなった。この日も初回から力強く両手を突き上げて7回を投げ抜いた30歳。「振りかぶる」ことは“伝承者”として の使命でもある。(阪神担当・遠藤 礼)

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