阪神・佐藤輝 ギータ金言で進化へ 球宴で交流「すごいバッター。参考にさせていただきながら練習したい」

[ 2021年7月22日 05:30 ]

<阪神練習>矢野監督(右)が見守る中打撃練習に汗を流す佐藤輝(撮影・後藤 正志)
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 阪神・佐藤輝はシーズン後半戦に向け、夢舞台で得た「金言」を胸に苦手克服を含めた技術向上を目指す。

 「内角もそうですし、変化球、真っすぐに対してのアプローチだったり、いろいろ試すことのできる、いい期間だと思う。無駄にすることなく、有効に過ごしたい」

 球宴では自身と同じ左の強打者、ソフトバンク・柳田と野球談議に花を咲かせ、助言も受けたという。内容については明かさなかったが「球界を代表するすごいバッターですし、話もさせていただいた。これからも参考にさせていただきながら練習していきたい」と教科書代わりにしていく。

 前半戦は打率・267、20本塁打、52打点と持ち味の長打力を発揮した一方で、内角の真ん中から高めにかけての対応に苦戦。現段階で福留孝介(中日)の新人記録に並ぶ121三振を喫するなど確実性を欠いた。東京五輪の中断期間も、実戦出場を重ねる方針で課題と向き合っていく。

 この日は甲子園での全体練習でフルメニューを消化。球宴後、初めて屋外でのフリー打撃を実施するなど「お祭り」気分も完全に抜けきった。アルプススタンドを利用した階段ダッシュではつらそうな表情を浮かべていたが「暑くてしんどかったです。下半身も鍛えることができましたし、頑張りました」と充実感を漂わせた。8月13日の後半戦再開まで3週間あまり。「サトテル伝説」第2章の幕開けに向け、牙を研ぐ。(長谷川 凡記)

 《低め捉え5発》佐藤輝はストライクゾーンを外れたボール球には、打率・176(142打数、25安打)5本塁打。高めは19打数無安打とさっぱりな一方で、低めは74打数14安打の打率・189ながら本塁打5。ストライクゾーンでは打率・147で苦手の内角真ん中だが、さらに内側のボール球には15打数6安打の打率・400と対応している。

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2021年7月22日のニュース