バレンティンお待たせ1号&2号!ソフトバンク交流戦初白星で巨人戦13連勝

[ 2021年5月29日 05:30 ]

交流戦   ソフトバンク9―3巨人 ( 2021年5月28日    ペイペイD )

<ソ・巨>5回2死二塁、左中間に2ランを放つバレンティン(投手・桜井)(撮影・吉田 剛)
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 ソフトバンクは28日、巨人に圧勝し交流戦4戦目で初勝利を挙げた。ウラディミール・バレンティン外野手(36)が今季1号を含む2発の大暴れ。柳田悠岐外野手(32)、栗原陵矢捕手(24)もアーチを架け、1試合計4発で巨人を粉砕した。巨人戦はこれでオープン戦、日本シリーズを含め13連勝とした。

 ソフトバンクの助っ人が覚醒した。7―2の5回2死二塁。バレンティンは桜井の内角直球を素振りのように強振した。ガコン!という音が響き、一瞬、時が止まった。巨人の左翼手ウィーラーはピクリとも動かない。左翼スタンドにこの日2本目となるダメ押しの2号2ランを放り込んだ。

 来日11年目。日本語で「アトイッポンデス」と日本通算300号に迫る299号を喜んだ。序章は2―0の1死から始まっていた。先発・畠のカーブの曲がり終わりをバットの先、両腕だけで左翼テラス席へライナーで突き刺した。今季1号だ。

 「ニセンニジュウイチネンダイイチゴウデス。チョウキモチイイ。アトニホンデスネ」と水泳の五輪金メダリスト・北島康介氏の名言「チョー気持ちいい」を交ぜた。

 今季出場8試合目、23打席目での初弾。巨人戦1試合2発はヤクルト在籍時の19年4月25日以来。交流戦1試合2発は14年5月31日ソフトバンク戦以来だ。

 単独のお立ち台では通訳を通じたせいか“真面目”な受け答え。「対巨人戦の意識はない。出たときに全力、100%を出して頑張るだけ」と小声だ。

 初回には栗原、2回にバレンティン、3回にはギータ弾。そして5回のバレンティンおかわり砲。今季開幕戦以来の1試合4発攻勢もあり、4戦ぶり2桁の11安打で交流戦初勝利を挙げた。

 巨人戦は19年6月23日から1分けを挟んでオープン戦、日本シリーズを含めて13連勝となった。超が付くお得意さまだ。工藤監督もご機嫌に締めた。「彼(バレンティン)の打撃、長打が出せたのは、めちゃくちゃ大きい。今後につながるが(まずは)身近な目標、3連戦を勝ち越す」。大振りはしない。交流戦初のカード2勝目を取りにいく。

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2021年5月29日のニュース