北別府さん「身の置き所が無いほど辛い思いをしているのでは無いかと」 コロナ禍の古巣ナインを心配

[ 2021年5月22日 13:31 ]

北別府学氏
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 広島のエースとして通算213勝を挙げ、昨年1月に公表した成人T細胞白血病(ATL)から復帰した野球解説者の北別府学さん(63)が22日、自身のブログを更新。突然のコロナ禍に見舞われた古巣の広島ナインを思いやった。

 「カープ選手のコロナ集団感染のニュースに驚きで言葉もありませんでした」と書き始めると「心より症状が悪化しないことを祈ります」と切望。「野球が好きでそれを生業としてやって来た選手が突然、試合に出られなくなった今回のこと。身の置き所が無いほど辛い思いをしているのでは無いかと心配しています。誰が悪いわけでもなく悔やむことなく」とし、「また、数字でファンの皆さんを喜ばせる日が来るまで辛抱してください」とメッセージを送った。

 広島は17日にセ・リーグ打率トップの菊池涼、小園、正随と3選手の新型コロナウイルス陽性が判明。18日には球団独自の判断で今季ともに4番も務めた松山と西川のほか、磯村、石原、大盛と8選手の出場選手登録を抹消し、さらに河田ヘッドコーチ、朝山打撃コーチとトレーナー1人も自宅待機となった。

 そして19日には塹江、坂倉も球団判断で自宅待機に。20日にはPCR検査を再度実施した結果、侍ジャパンの4番でもある鈴木誠、長野、大盛、石原、羽月の5選手と朝山打撃コーチ、スタッフ1人と計7人の陽性が確認され、21日からの阪神3連戦(マツダ)が延期となった。その後、21日のうちに倉バッテリーコーチも陽性判定。チーム内のコロナ陽性者は11人となった。

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