巨人・菅野、右肘の違和感で4回緊急降板 救援陣崩れ逆転負け…チームの連勝も止まった

[ 2021年5月8日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人4―6ヤクルト ( 2021年5月7日    東京D )

<巨・ヤ>4回、ベンチで桑田投手チーフコーチ補佐(右)と話す菅野。この直後代打を送られ交代(撮影・光山 貴大)
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 巨人・菅野が右肘の違和感により4回でマウンドを降りた。2安打無失点と内容は良く、球数も51球だった。

 それだけに4回の攻撃は唇をかみながらベンチで見つめた。2死から打順が回ったが、打席には向かわない。3―0とリードした状態で代打が送られた。

 逆転負けでチームの連勝は2で止まった。「苦しい展開になってきて、そこをリリーフ陣が守り切れなかったというところでしょうね」と原監督。8回に救援陣が崩れ、攻撃も3併殺があった。

 菅野の球速から異変が見て取れた。3者凡退に抑えた4回。最後の1球はオスナに投じた直球だった。球速は140キロで、常時150キロ前後の右腕にとって約10キロも遅かった。同回に4球投じたスライダーは全て120キロ台中盤。通常なら130キロ台の球種だ。

 昨オフはメジャー移籍を視野に渡米した末、球団に残留することを選択。帰国後の待機期間もあり、短期間での調整を余儀なくされた。3月26日の開幕戦に合わせたが、4日後に足の違和感で出場選手登録を抹消された。今回は右肘ということもあり、今後は状態を見て慎重に判断する。(神田 佑)

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2021年5月8日のニュース