コロナ禍で6日ぶり 日本ハム・杉谷 ぶっつけで今季初安打が1号 

[ 2021年5月8日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム6―1楽天 ( 2021年5月7日    札幌D )

<日・楽>3回2死、先制本塁打を放ち雄叫びを上げる杉谷(撮影・高橋茂夫)
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 スタンドのファン5674人がどよめいた。3回2死、打席には今季打率・000の日本ハム・杉谷。涌井のシンカーを右翼席最前列に運んだ。4勝を挙げて今季0被弾の右腕に、先制ソロを浴びせた。

 「いろんな方から“本当に野球をやるのか”というメッセージもきた。戦う姿勢を見せようと思っていたのが最高の結果につながった」

 今季17打席目で初安打となる1号アーチに加え、5回には3点目のスクイズも決めた。選手、コーチの計13人が新型コロナウイルスに感染し、濃厚接触者を含む10選手を欠いて臨んだ一戦。「感染拡大防止特例2021」により昇格し、1日の西武戦でサヨナラの押し出し四球を選んだ杉谷が、再開初戦でもヒーローとなった。「やっと開幕できた」と喜び、栗山監督には「スーパーウエポン。さすが」と称えられた。

 調整不足は明らかだった。2日から活動停止で4試合が中止。前日にポジション別練習を再開したばかりで、6日ぶりのぶっつけ本番での公式戦だった。活動停止中は一日30分程度の個人練習しか行えず、野手はマシン打撃のみ。投手の生きた球は打てなかったが、打線は杉谷の奮闘に引っ張られて涌井から6得点した。

 「調整がどうのこうのではない。姿だけは見せないといけないと思っていた」と栗山監督。活動停止前はウレタンマスクを使用する選手の姿もあったが、この日の試合前は全員が不織布マスクを着用して練習を行った。主力が多数離脱した中、一丸でつかんだ勝利の意味は大きい。(東尾 洋樹)

 【日本ハムのコロナ禍】

 ▼4月30日 西川、中島、清水のコロナ陽性が判明。濃厚接触の可能性がある浅間を含め4選手の出場登録を抹消し、予定通り試合を開催した。

 ▼5月1日 今川が再検査の対象で登録抹消も西武戦は開催し、サヨナラ勝ち。終了から2時間半後に郡、R・ロドリゲス、高浜、今川と飯山内野守備コーチ、スタッフ2人の陽性が判明し、浅間は濃厚接触者との判定。翌2日の同戦中止を決めた。

 ▼同2日 3~5日のロッテ戦(ZOZOマリン)の延期が決定。チームは活動停止に。

 ▼同4日 荒木投手コーチ、高橋打撃コーチ、スタッフ1人が陽性判定。渡辺、石川亮は濃厚接触者と判定され、出場選手登録を抹消。

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