大山抹消の阪神 緊急事態であるぞロハス昇格 4番サード・佐藤輝再び?

[ 2021年5月6日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神2ー2ヤクルト ( 2021年5月5日    神宮 )

<ヤ・神>ベンチで戦況を見守る大山(撮影・大森 寛明)
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 首位を走る猛虎に緊急事態だ。阪神の大山悠輔内野手(26)が一時的に戦列を離れることが決まった。4番三塁で出場した5日のヤクルト戦は4回の守備から交代。背中に張りがあり、矢野燿大監督(52)は、6日の出場選手登録抹消を明言した。負傷による登録外は5年目で初めて。2点差を守れず、今季初めて引き分けた結果以上に4番主将の離脱が痛い。 

 引き分け後のハイタッチの列に大山の姿はあった。3回に2打席目を終え、2―0の4回の守備から交代。何らかの異変とみられた中、通常より長い試合後のコーチミーティングを終えた矢野監督が明かした。

 「背中の張りで抹消する。抹消するんやから、そりゃあ、ちょっとは時間かかるやろ」

 突然の衝撃的な発表だった。入団以来、丈夫な身体を武器に第一線で活躍。今季も31試合で4番を務め、リーグ最多6度の勝利打点でけん引してきた主将が戦列を離れる。

 兆候はあった。2回にオスナの三塁線へのゴロを逆シングルで捕球した後、一塁送球はツーバウンドして大きく右翼側へそれた。4日も至近距離からの悪送球があり、先月30日から出場3試合連続の失策になった。

 2日の広島戦で今季初めて欠場。表向きは“積極的休養”でも、実際の理由は背中の張りだった。復帰した4日からの2試合で計7打数1安打。この2日間は打撃練習でも本来のフルスイングが影を潜めていた。

 振り返れば、今春キャンプ中も近い部分に似た症状があった。2月12日の紅白戦で腰背部の張りを訴え、大事を取って別メニューで調整。屋外でのフリー打撃を再開したのは6日後だった。

 現時点で復帰までに要する時間は不透明。矢野監督はあくまで重症化を避けるための措置であることを強調した。「もっと悪くならないための抹消やから」。4番主将の不在は大きな痛手でも、幸い貯金13がある。加えて、まだ5月上旬。16年ぶりリーグ優勝へ、大山の力が絶対に必要になるヤマ場は、まだ先にある。

 善後策の一つに浮上するのは、新加入で2軍調整を進めるメル・ロハス・ジュニア外野手(30)の昇格だろう。ただ、外国人枠(登録5人、出場4人まで)があり、まずは7日のDeNA戦でチェンが先発を予定。結果次第で、助っ人打者3人態勢へ移行する可能性があり、その場合は三塁・佐藤輝、一塁・マルテ、外野両翼にサンズ、ロハスを置く布陣も考えられる。

 2位・巨人とは3ゲーム差。順風満帆だった21年の猛虎に最初の試練が訪れた。(山本 浩之)

 《抹消は18年6月以来》大山(神)が出場選手登録を抹消されたのは、プロ2年目の18年6月22日のみ。打撃不振による再調整が理由で、出場54試合で打率・204だった。7月3日に再昇格し、以降は一度も登録外がなかった。

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