マー君NPB100勝 石井監督節全開「100勝くらいならできますから、誰でも。彼はもっと特別な選手」

[ 2021年4月24日 18:03 ]

パ・リーグ   楽天2-1西武 ( 2021年4月24日    楽天生命パーク )

<楽・西(5)>NPB通算100勝を達成した田中将は笑顔でボードを掲げる (撮影・白鳥 佳樹)
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 楽天・田中将大投手が24日の西武戦に先発し、6回3安打1失点と好投。西武を2-1で下し、NPB通算100勝目をマークした。球団創設初の日本一に導いた13年11月3日の日本シリーズ第7戦以来、2729日ぶりの本拠地凱旋登板を、今季初勝利と節目の白星で飾った。

 国内での公式戦勝利は2013年10月27日の巨人との日本シリーズ第2戦以来2736日ぶり。

 初回に2点の援護を受け、3回に1点を失ったが粘りの投球。7回以降も救援陣が踏ん張り、1点差を逃げ切って白星を引き寄せた。

 試合後、石井一久監督は「最近ああいう感じでロースコアゲームで逃げ切っていくというのがうちのベストプラン。そのとおりできたし、田中投手もしっかり最少失点で抑えてくれたと思う」と振り返った。

 田中について「出だしは僕はあんまりいいとは思わなかったけど、途中からバリエーションをちょっと増やしたピッチングしていた。なのでもう一度エンジンかかってリズムにのっていけたと思う」と話した。通算100勝を達成したが「まあ、100勝くらいだったらできますからね、誰でも。彼はやっぱりもっと特別な選手なので。日本でもメジャーでも数々の成績をおさめてきたすごい選手だと思います」と敬意を表した。

 6回68球での降板については「球数もまあ順調に少なく投げてくれましたけど、イニングまたぎもしましたし、あそこが変わりどころかなという判断で、リリーフに託した」と述べた。7回以降続投などの選択については「結果論に勝るものはなにもない。まあ、いろいろ言ってくださればいいんですけど、僕は僕で責任もってチームをゴールまで導かなければいけないので、ブレずにやっていきたいと思います」と話した。

 1点差というリードを守り抜き「先発がイニングを投げられるようになってるので、登板(機会)が少ない中で、マウンド上がって結果出すのは大変だと思いますが、よくやってくれた」と救援陣を称えた。また、9回から三塁の守備固めで出場した村林が三遊間を抜けそうな打球を横っ飛びで好捕。「あと途中から出る村林、武藤は良く守ってくれた。あれはスーパープレーだった」と守備陣も称えた。

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