マー君　2729日ぶり本拠地凱旋登板は6回3安打1失点　NPB通算100勝の権利持って降板

パ・リーグ   西武－楽天 （ 2021年4月24日    楽天生命パーク ）

＜楽・西（5）＞先発する田中将　（撮影・白鳥　佳樹）
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　楽天・田中将大投手が24日の西武戦に先発。球団創設初の日本一に導いた13年11月3日の日本シリーズ第7戦以来、2729日ぶりの仙台本拠地凱旋登板を果たした。6回3安打1失点で、NPB通算100勝の権利を持って降板した。

　試合前にスタメンが発表されると、球場に詰めかけたファンは「おかえりマー君」のメッセージボードや田中のタオルを掲げて凱旋を喜んだ。

　初回、西武の先頭打者、若林は駒大苫小牧の後輩でいきなりの先輩後輩対決。変化球をとらえられて中堅へ大飛球が上がるも中堅・辰己の好捕で中飛に仕留めた。後続も断って、三者凡退で立ち上がり、打線もこの回に2点を先行して援護した。

　2回は先頭の中村に左前打を許しながらも後続を断って無失点。3回は無死二塁から8番・呉念庭（ウー・ネンティン）に右前適時打を許して1点を失うも、引きずらず、4回以降6回まですべて三者凡退に抑えた。

　田中は前日23日、「当初は開幕2戦目で投げる予定で、楽しみに待っていてくれた方々もいらっしゃると思う。そこに合わせてチケットを取って下さった方もいたと思うので。その時は物凄く心苦しかったんですけども、約1カ月遅れてこうして投げられるので、もちろん楽しみです」と意気込みを口にしていた。

　右ヒラメ筋を損傷し、直前で開幕2戦目となる3月27日の日本ハム戦（楽天生命）先発を回避。17日の日本ハム戦（東京ドーム）で復帰後初登板したが、5回3失点で敗戦投手となっていた。