グッと我慢してサンズ、梅野に休養　阪神・矢野監督「1年間戦う中では全員の力が重要なんで」

セ・リーグ   阪神１―７DeNA （ 2021年4月23日    甲子園 ）

＜神・D＞試合前練習でキャッチボールを行う梅野（撮影・大森　寛明）
Photo By スポニチ

　阪神・矢野監督は無意味な敗戦にはしなかった。この試合は、前夜の巨人戦で左ひざ付近に打球を受けて途中交代した梅野と、出ずっぱりだったサンズの代わりに坂本、陽川を起用。使いたくなるのをグッと我慢して主力2人に休養を与え、長いシーズンを見据えた。

　「どこかで休ませた方がいいというのは、ずっとあって。梅野も無理したら行けなくはなかったけど、より良い状態で明日行くと。1年間戦う中では、全員の力が重要なんで」

　1―7の8回には左腕エスコバーに対し、これまで打席に立つ機会が少なかった右打者の山本、熊谷、原口を3連続代打で送り、実戦勘を養わせた。24日については「もちろん、梅野もサンズも使う」と明言。まだ貯金は9ある。どっしりと構えればいい。（山添　晴治）