阪神・アルカンタラ チームに尽くせばタイトルは「獲れる」、数字は設定せずも「すべて勝ちたい気持ち」

[ 2021年4月20日 05:30 ]

阪神入団会見 ボールを手に笑顔でポーズを決めるアルカンタラ
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 寡黙な姿に内なる燃えるものを感じさせた。阪神・アルカンタラは終始、緊張した面持ちもローテーションの一員として優勝に貢献することを宣言。その先の個人タイトル奪取も力強く見据えた。

 「防御率だったり、最多勝のタイトルを獲れれば良いですけど、まずはチームに尽くすことが大事。その結果、獲れると思っているので、チームの勝ちに貢献したい」

 昨季、韓国斗山で20勝をマークした剛腕の言葉には重みがあった。米国や来日後の隔離期間中も球団から提供された動画アプリでチームの試合を観戦。「良いチームに来られてうれしい」と言葉ははずむ。当然、5人が防御率1点台と安定感抜群の先発陣についても知っており「(チームは好調なのは)先発投手が良い状態であるからこそ」とうなずいた。

 「(日本は)競争のある凄い良い野球をされている」。助っ人として来日したとはいえ、ハイレベルな陣容の中で投げていく緊張感もある。厳しい競争を予期するように表情を引き締めた右腕。日本の打者についても映像で研究済みで「しっかりコンタクトしてくる選手が多いので三振を取るのは難しくなる」と冷静だ。

 武器は150キロ超の直球とスプリット。「継続してしっかり投球できるところを見てもらいたい」とシーズン通してのフル回転を思い描いた。

 「(勝ち星の)具体的な数字はここでは言えないというか、もちろんすべて勝ちたい気持ちで臨むので」。愛称は好きなラッパーから取った「ポペ」。淡々と白星を積み上げていく姿が目に浮かぶ。(遠藤 礼)

 【アルカンタラと一問一答】
 ――文化とか食べ物はどんな印象。
 「食事に関しては韓国でもすぐに慣れたのでそういう意味では問題ないかなと思います」

 ――好きな日本の食べ物は。
 「フライドチキンがおいしかったですね」

 ――昨年韓国で成績を伸ばした要因は。
 「前の年(19年)に勉強したこととか、感覚をつかんだこととかをしっかりアメリカでやってきて、それが成果につながった」

 ――一番得意な球種は。
 「すべての球種に自信がありますけど、昨年はスプリットが効果的に使えた。初球にストライクを取る球でもありますし、三振を取る球でもある」

 ――いつから野球を。
 「プロになったのは16歳ぐらいですけど、5歳ぐらいから始めていきましたね」

 ◆ラウル・アルカンタラ 1992年12月4日生まれ、ドミニカ共和国出身の28歳。09年にアマチュアFAとしてレッドソックスと契約。アスレチックス在籍の16年9月5日にメジャーデビューし、2年間で通算13試合2勝5敗、防御率7・19。19年から韓国KTでプレー。20年は韓国斗山で最多勝と最高勝率。韓国通算58試合31勝13敗、防御率3・22。1メートル93、100キロ。右投げ右打ち。

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