大野豊氏 ボール球を振り過ぎの広島打線 5番以降無安打では、打線に「つながり」生まれない

[ 2021年4月18日 05:30 ]

セ・リーグ   広島0ー5中日 ( 2021年4月17日    バンテリンD )

大野豊氏
Photo By スポニチ

 【視点 大野豊】中日・柳に14三振を喫したが、4回以降はあまりにもボール球を振りすぎた感は否めない。最後は縦のスライダーを主体に変化球での勝負と相手バッテリーの配球がパターン化していたにもかかわらず対処できなかったことは、野手陣の反省材料だろう。

 初回、3回と序盤の得点機を含め、取れる時に点を取らないと、この日のような流れになってしまう。3試合連続零敗で迎えた16日は菊池涼、鈴木誠の本塁打で効果的に得点し、以降は打線につながりができた。本塁打ももちろん必要だが、チャンスで得点することで打線として機能するだけに、5番以降が無安打では「つながり」も生まれない。

 エース大瀬良も離脱し、九里は多くのものを背負っての登板だった。ワンチャンスを生かされての失点はもったいなかったが、責めることはできない。

 きょう18日は若い高橋昂が久々に先発する。早い段階での打線の奮起に期待したい。(本紙評論家)

続きを表示

2021年4月18日のニュース