亀山つとむ氏 スイッチヒッターのロハスは3番が最適 一塁へ回るサンズの心理面がカギ

[ 2021年4月18日 05:30 ]

亀山つとむ氏 

 【亀山つとむ CHECK】現状の打線の状態を考えると、やはりロハスは3番がしっくりくる。マルテの状態がやや落ちている中でも、1、2番が出て、4~7番で還す形がしっかりとできている。仮にロハスがすぐに打てなかったとしても十分に機能するだろうし、数十試合の猶予を与えてあげられるだけの貯金もある。スイッチヒッターであることも加味すれば、なおさら3番が適任だろう。

 その場合、サンズが一塁に回ることになるが、キャンプ中のシートノックを見た限りでは、無難にこなせていた。あとはサインプレーが入ってくる実戦で対応できるか否か。強いて言えば、真面目な選手で責任感が強いだけに、慣れない守備が打撃に悪影響を与えないことを願いたい。

 佐藤輝は何でも打てて、何でも打ちたいタイプのバッターだが、見逃し三振が増えてもいい。特に外角低めの直球。堂々とベンチに戻る振る舞いがあり、そこを振らなくなってくれば相手バッテリーも考えるようになる。アベレージを求められる打者ではないから、そういう割り切りもプラスに働くはずだ。(本紙評論家)

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