阪神育成の小野寺が支配下登録へ大前進 谷川の日本ハム移籍で「枠」が拡大

[ 2021年4月18日 05:30 ]

支配下登録される可能性が高まった阪神育成の小野寺

 阪神・谷川昌希投手(28)が日本ハムへ金銭トレードで移籍することが17日、両球団から発表された。鳴尾浜の2軍施設で取材対応した右腕は驚きつつも新天地での飛躍へ気持ちを切り替えた。

 「びっくりしましたけど、自分にとってはすごいチャンスだと思う。持ち味はツーシーム、シュート系をガンガン投げるところだと思うので、自分の球がどれだけ通用するのかをアピールして、新天地でもすぐに戦力になれるように頑張っていきたい」

 これで阪神の支配下登録選手は68人。上限まで2枠が空いたことで、育成選手・小野寺の支配下登録の可能性が高まった。ウエスタン・リーグではここまで打率.328をマークし、チームトップの10打点と躍動中。当面の目標に向けて猛アピールを続けている。
 「数字もそうなんですけど、誰にも負けないということ。何割以上とかじゃなく、誰よりも打つということを考えてます」

 この日は2軍・広島戦が中止となり、鳴尾浜室内で練習。改めて強い決意を口にした。春季キャンプでは育成ながら1軍宜野座組に抜てき。2月7日の紅白戦では今季の「チーム1号」を放った。ガッツのあるプレーに矢野監督の評価も高い。

 「(背番号)3桁ですけど、誰かがケガした時とかに“暖が1番いい”言ってもらえるように、毎日気を抜かずやっていきたい」
 登録枠に余裕が出たことで、夢が大きく近づいた。

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