日本ハム・ドラ1伊藤 11Kも…涙「何とか連敗を止めたいと」 プロ初黒星

[ 2021年4月8日 12:05 ]

パ・リーグ   日本ハム2-6ソフトバンク ( 2021年4月7日    札幌D )

<日・ソ2>2回無死、グラシアルに本塁打を打たれた伊藤(撮影・高橋 茂夫)
Photo By スポニチ

 涙の11K――。日本ハムのドラフト1位・伊藤大海投手(23)が7日、ソフトバンク戦でプロ初勝利を懸けた2度目のマウンドに上がり、7回4安打3失点(自責2)、11奪三振の力投も、7回に失策絡みから崩れて初黒星を喫した。連敗ストップへ並々ならぬ決意で臨んだ新人右腕は、チームの連敗が6に伸び、試合後のベンチで涙した。

 「何とか連敗を止めたいという気持ちを持ってマウンドに上がった。やり切れなかったのは凄く悔しい。(自分の)結果というよりは、どうにかチームの悪い流れを変えたいと思っていた。(7回に)もう1イニング任された時に、粘り切れない、勝ち切れない自分の甘さが出たかな」。取材を受ける時も悔しさは消えず、目は潤んだままだった。

 責任感の強い新人右腕は自らを責めた。だが、この日の投球は栗山監督が「圧巻だった。5回と7回の投げっぷりはエース級の内容」と絶賛するものだった。大田の2ランで逆転した直後の5回は、この試合初めての四球と失策が絡み無死一、三塁。並の新人なら慌てる場面で伊藤が強心臓ぶりを発揮した。下位打線とはいえ、しぶとい中村晃、松田、甲斐を3者連続三振。6回で球数が96球に達したが、栗山監督は「(伊藤以外の)選択肢がなかった」とプロ2戦目で絶大な信頼を置いて送り出された7回に悪夢が待っていた。

 1死一、三塁から中村晃に投ゴロを打たせた。併殺を狙って二塁へ送球。三塁側にわずかに流れた球を遊撃・中島が捕れず(中島の失策)、チェンジどころか同点になった。続く松田に決勝の適時二塁打…。7回3失点で勝利投手になれず、栗山監督は「普通にやっていれば勝たせてあげられた試合。勝たせてあげられなくて本当に申し訳ない」とわびた。

 指揮官は伊藤の涙についても言及。「一試合一試合、それくらい魂を込めて向かっている姿がいい。結果よりも自分が命を懸けて一試合に向かっていった。それに対して悔しくてしようがないのは大きな力になっている。そういうものが明日に必ずつながっていく」と姿勢を評価した。伊藤の涙に報いるためにも。きょう8日は魂を込めて本拠地初勝利をつかみ取りにいく。(東尾 洋樹)

続きを表示

「始球式」特集記事

「田中将大」特集記事

2021年4月8日のニュース