「1番・菊池涼」で打線活性化だ 打順変更でも一発&11試合連続安打 「キク・タナ」の化学反応に期待

[ 2021年4月8日 05:30 ]

セ・リーグ   広島2ー3ヤクルト ( 2021年4月7日    神宮 )

<ヤ・広>6回無死、左越えソロを放った広島・菊池涼はナインに迎えられる(撮影・島崎忠彦)
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 広島・菊池涼介内野手(31)が7日のヤクルト戦で、新オプションに「一発回答」で応えた。2019年7月5日以来の1番起用で6回に一時勝ち越しとなる3号ソロを放った。チームは逆転負けし今季最多の貯金4を逃したが、開幕から11試合連続安打を記録するなどリーグ打率トップを走る男が、低調な攻撃陣をけん引する。

 打線活性化のカギは、好調な菊池涼が握っている。2番に固定された16年以降、1番で先発したのは19年の2度だけ。2年ぶりの抜てきについて、佐々岡監督は試合後、「なかなか点が取れていない中でチームで一番(調子がいい)。そういう(勢いをつける)狙いもあった」と打順変更の意図を説明した。

 同点の6回。先頭で打席に入った菊池涼はカウント1―2から2球ファウルで粘った後、高梨のカーブを最後は左手一本で拾った。高く上がった打球は左翼ポールを直撃し一時勝ち越しとなる3号ソロ。試合中の「いい追加点になって良かった」とのコメントが残るだけだが、西川と並ぶチーム最多で、開幕からの連続試合安打も11に伸ばした。

 打率(・438)はリーグトップを快走中だが、打順昇格にはチームの得点力アップへの試行錯誤が見える。開幕11試合を終えチーム打率・250はリーグ3位でチーム得点34は同5位。1番起用されてきた田中広は打率・167と低調で、西川、鈴木誠で形成する3、4番の前にいかに走者をためられるかが一つの課題。指揮官は「調子がいいものを(どうするか)という中で、いろんな策、いろんな考えがある」と各打者の状態を見極めながら判断していく構えだ。

 「タナ・キク」の1、2番は16年からのリーグ3連覇の象徴だが、今回の「1番・菊池涼」「2番・田中広」の並びは意外にも初めて。田中広も犠打、進塁打などの小技を苦にしないだけに「キク・タナ」での新たな化学反応にも期待がかかる。佐々岡監督は今回の1、2番について「(今後)ないことはない」と話した。「タナ・キク」の復活は今季の一大テーマだったが、固定観念にとらわれることなく最善を求めていく。(河合 洋介)

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