広澤克実氏 阪神・大山が修正した「0・001秒で4センチ」の感覚 復調の兆しが見えた

[ 2021年4月7日 08:30 ]

セ・リーグ   阪神6ー2巨人(7回降雨コールド) ( 2021年4月6日    甲子園 )

スポニチ評論家・広澤克実氏
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 【広澤克実 視点】阪神・大山に復調の兆しが見えた。初回の1打席目、初球をファウルしたときのスイングは体重移動が前に出すぎていたが、2球目ボール(見逃し)、3球目ボール(見逃し)の後の4球目138キロスプリットを左翼ポール際にファウルを放ったときには修正されていた。

 春季キャンプで話をしたとき、大山は「受ける」という表現を使って、差し込まれるのを嫌がっていた。体重移動して、ある程度前でとらえたい意識があるのだという。ただ、それが前すぎると投球に対して距離が取れないため打球の勢いは半減する。プロの投手が投げる投球は0・1秒間に約4メートル進む。つまり0・01秒間に40センチ、0・001秒で4センチ…。おそらく、この0・001秒のレベルの違いなのだが「受ける」と「突っ込む」のバランスが、大山の感覚の中で徐々に良くなっているのだと思う。

 佐藤輝の最後の右飛には驚いた。初球156キロ空振り、2球目159キロボールの後の3球目140キロの内角厳しいところのスライダーを完ぺきなスイングでとらえたのだから大したもの。わずかにボールの下っつらだったためフェンス手前だったが、体勢はまったく崩されていない。基本的に真っすぐを待ちながら変化球対応なのだが、今のこのスタイルを継続していけばいいと思う。とんでもない可能性を感じる。(スポニチ本紙評論家)

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