ダルビッシュ 実戦形式で8K無失点 カッターに手応え「満足のいく球だった」

[ 2021年3月21日 08:04 ]

パドレスのダルビッシュ(AP)
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 パドレスのダルビッシュ有投手(34)が20日(日本時間21日)、実戦形式の練習に登板し、4回2/3を64球、打者18人に対し2安打1四球8三振、無失点。自身2度目の開幕投手へ向け順調な仕上がりを披露した。

 マイナーの3戦手相手とはいえ、圧巻の4連続を含む8三振。最速は「96くらいかな」とダルビッシュ。直球、カーブ、スライダー、カッター、スプリット、チェンジアップと全てがウイニングショットとなる質の高い投球は既に万全だ。

 開幕投手の通達はダルビッシュ本人にまだないと言うものの、17年のレンジャーズ時代以来、4年ぶり2度目の大役は決定的。見る者を唸らせる内容ある投球は芸術の域に達していた。

 ダルビッシュとの主な一問一答は以下の通り。

 ――今日の投球を振り返って
 「すごく打撃陣ともワイワイしながら最後の方とかもできたし、すごく楽しいシミュレーションゲームでした」

 ――開幕投手に関しては何か言われたか
 「まだ正式には決まってないですけど、そうなれるように頑張ります」

 ――5回途中64球。スタミナや全体的には
 「スタミナもすごく、最後もすごい元気でしたし、全く問題なく。いい球がたくさんあったと思います」

 ――カーブ以外の球種は
 「カッターが初回終わった後に、今年のカッターは縦に落ちすぎてるんじゃないかってカラティニが言っていたので、ちょっと投げたことないようなカッターを投げ始めたら、すごくバッターが、自分がもともと持っているカッターよりも反応が良かったので、それを今日はかなり投げて、すごく空振りも取れたし。すごいそれが満足のいく球だったですね。あとカーブもナックルカーブをやめて、パワーカーブ、普通のナックルにしない、指を立てないタイプの。PSジョンソン選手が投げているタイプのカーブを今日はずっと投げていたんですけど、今日は空振りが取れていたので、その二つが自分の中では満足がいく球でした」

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2021年3月21日のニュース