ソフトバンク・柳田、スマイル!初打点&初盗塁&初マルチでOP戦7連勝貢献

[ 2021年3月21日 05:30 ]

オープン戦   ソフトバンク2ー1広島 ( 2021年3月20日    ペイペイD )

<ソ・広>6回1死二塁、左前適時打を放つ柳田(撮影・岡田 丈靖)
Photo By スポニチ

 開幕OK!ソフトバンクの柳田悠岐外野手(32)が20日、復帰4戦目の広島とのオープン戦で初打点、初盗塁、初マルチ安打をマークした。両アキレス腱の不調で出遅れていたが、6回に決勝の左前適時打を放つなど活躍。走攻守いずれも万全の状態で開幕へ向かう準備が整った。チームは2分けを挟んでオープン戦7連勝となった。

 同点の6回に勝ち越しの左前適時打を放った後、代走を送られた柳田はベンチに戻ると満面の笑みで仲間とハイタッチを交わした。

 「チャンスの場面で落ち着いて集中して打席に入れた結果。決して当たりは良くなかったが、いいところに落ちてくれた。ヒットも出始めてきたし、日に日に打席の感覚自体もよくなっている」

 1死二塁のチャンスで先発・九里の低めの変化球をバットの先っぽで拾った。左翼と遊撃手の間にポトリと落ち、復帰4試合目で初めてのタイムリーとなった。20日から登場曲を森七菜が歌う「スマイル」に変更して心機一転。CMでも使用されている人気楽曲のタイトル同様、主砲の顔にも笑みが咲いた。

 4回には中前打で出塁すると、初盗塁もマークした。「盗塁を決めれたし、不安なく走ることができて、コンディション的にもいい状態だと思う」とリハビリを続けていた両アキレス腱の状態も問題ない。マルチ安打も初で、オープン戦は9打数3安打、打率・333と着実に調子を上げてきた。

 足への負担を考慮され、中堅ではなく左翼で先発出場した。公式戦では18年に守ったのが最後だったが、初回に1度だけあった守備機会を危なげなくこなした。「レフトもゼロではない。どこに行ってもいいように(小久保)ヘッドも考えている。足に負担がかからない意味でのオプションになる」とと工藤監督。長いシーズンを戦い抜く上での準備を整えた。

 6回のタイムリーが決勝打となり、チームは2分けを挟んで7連勝。21日の広島との最終戦に勝利すれば、15年以来6年ぶりのオープン戦優勝となる。「残り1試合となるが、気を引き締めて臨みたい」と柳田。開幕に向け、最高の状態をつくり上げる。

続きを表示

2021年3月21日のニュース