巨人ドラ5秋広 開幕2軍決定的も“松井の道”へ 20日イースタンL開幕戦から再出発

[ 2021年3月19日 05:31 ]

開幕2軍が決定的となった秋広(撮影・森沢裕)
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 巨人のドラフト5位・秋広優人内野手(18=二松学舎大付)が、2軍で再調整することが18日、分かった。26日の開幕戦(対DeNA、東京ドーム)は約1週間後。身長2メートルルーキーは、広岡、育成契約の山下らとともに休養日だった18日に1軍を離れ、開幕2軍が決定的となった。

 春季キャンプは2軍スタートながら、紅白戦2試合で7打数5安打と猛アピールして2月12日に1軍昇格。だが3月に入ってからオープン戦打率・200とプロの壁に直面していた。16日に「ここまで三振が続いたことはなかったので凄く苦しんだ」と話したように、四死球を挟み7打席連続三振も経験した。

 オープン戦10試合に出場して放った5安打のうち、4本が直球。変化球を安打したのは1本で、何とかバットに当てた遊撃内野安打だった。長嶋茂雄終身名誉監督が姿を重ねた松井秀喜も、高校時代と次元の違う変化球に苦しんだ。秋広は「切れや変化の鋭さが今までと違う。レベルの違いを感じた」と話しており、1軍定着へ克服は不可欠だ。松井も変化球にスイングを狂わされてオープン戦打率・094と低調で、開幕は2軍。1軍デビューは5月1日のヤクルト戦だった。

 原監督は「並ではない。頑張っている」と評価する一方で、「1軍は競争の場所。育成の場所ではない」とも指摘していた。秋広は20日、ヤクルトとのイースタン・リーグ開幕戦(ジャイアンツ球場)から再出発する見込みだ。

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