健大高崎の4番・小沢主将「浜風に負けずにフルスイングしたい」

[ 2021年3月19日 05:30 ]

19日開幕 第93回選抜高校野球大会

開会式のリハーサルで入場行進する健大高崎・小沢周平主将(右)(撮影・後藤 正志)
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 高崎健康福祉大高崎(群馬)の4番で主将を務める小沢周平(3年)は18日、甲子園で行われた開会式のリハーサルに臨み、「初めて甲子園のグラウンドに入ったので、グッと実感が湧いた」と表情を引き締めた。

 足を絡めた機動力で揺さぶる「機動破壊」が代名詞だったが、昨秋の公式戦では10試合で15本塁打の長打力で対戦相手を圧倒し「一発破壊」の新しいスタイルで関東大会を制した。甲子園でも本塁打攻勢が期待されるが、プロからも注目を集める小沢は「チームが勝つことが一番。その中で自然と本塁打が出る形が一番」と話した。

 左の長距離砲にとって甲子園の右翼から左翼へ吹く浜風は天敵となり「浜風は(グラウンドに)入った瞬間に感じた」という。関東大会決勝で決勝弾を放った堀江晃生(3年)らも含めて左打者が打線の軸となるが、小沢は「練習も積み重ねて順調な仕上がりになっている。浜風に負けずにフルスイングしたい」と自信をにじませた。(柳内 遼平)

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2021年3月19日のニュース