阪神・青柳も開幕投手へ虎視眈々　27日の中日戦で先発「そこを目指して頑張っている」

ノックを受け笑顔の青柳（撮影・椎名　航）
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　エースの帰阪も関係ない。これまでも開幕投手を狙うことを公言してきた阪神・青柳が、改めて「もともと誰がなるか分からなかったし、先発をやるからにはそこを目指して頑張っている」と宣言。西勇が投げる予定だった27日の中日戦の先発が決まり、あくまで「3・26」に照準を定め、調整を進める。

　「そこに行けと言われれば、いつでも行けるような準備はしていた。行けと言われたら行きますし、そこに行く気持ちで、あとはどのカードに入ってもいいような調整はしているんで。そういう気持ちはあります」

　19、20年と2年連続で規定投球回に到達。年々、自信と自覚を付けてきており、1月にテレビ番組に出演した際も「西さんにおんぶにだっこじゃ良くない年齢。開幕投手は狙っています」と明言していた。先輩右腕にアクシデントがあろうがなかろうが、貪欲にアピールしていく姿勢は変わらない。

　今キャンプの実戦登板は7日の紅白戦と18日のDeNA戦の2試合だけ。「ブルペンではいい球がいっていると思いますし、後は打者の反応とか。この前（18日）は強風の日だったんで、僕自身もよく分からなかったんで。そういうところでもしっかり投げたい」と調整ペースを加速する考えだ。

　矢野監督は「2年連続規定回数いって。ただ1軍で投げるだけのところから、自分が引っ張っていくというところまで来たのはアイツの成長」と期待。開幕まで1カ月。今後の結果次第で、大役ゲットも夢ではない。　（山添　晴治）