高校球児の夢は甲子園 センバツの無事開催信じ あす23日組み合わせ抽選

[ 2021年2月22日 13:00 ]

甲子園球場
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 【伊藤幸男の一期一会】第93回選抜高校野球大会(3月19日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選会が、あす23日に迫った。昨夏の甲子園交流試合と同様、今センバツも出場32校の主将によるオンライン抽選を実施。午後2時から予備抽選を行い、同3時から本抽選がスタートする。(センバツLIVE!で一般ファンも視聴可能)

 さらに新型コロナウイルス感染拡大防止策として(1)選手らチーム関係者にPCR検査を実施(2)演奏中に飛沫(まつ)拡散の可能性があるとして、ブラスバンド応援の演奏禁止(3)選手が一堂に会する開会式は控え、甲子園練習も行わない(4)入場券は全席指定で前売り販売のみ―など、様々な指針が盛り込まれた。

 抽選会前倒しを含め、すべては2年ぶりのセンバツを無事開催し、滞りなく完遂するための方策だった。

 昨年から全国高野連の先生が日程再編成や大会運営に奔走する姿を見てきた記者にとっては、感無量の面持ちだった。春も夏も甲子園が消滅した代わりに各都道府県は独自の代替大会を実施。「ここまで練習してきた3年生を試合に出してあげたい。たとえ決勝までできなくても、今後の人生に役立つはず」と現場は各方面と折衝を重ねた。無観客による金銭面ハンデは先生自ら球場案内やボールボーイを兼ね、乗り越えた。全国高野連の努力が実り、大きなアクシデントはなく代替大会は終了。幻のセンバツ推薦校による甲子園交流試合も実現した。

 半年前の先生方の言葉を思い出す。「夏が終われば、すぐ秋季大会、そしてセンバツがある。感染拡大防止へ油断はできない」。一部高校でクラスターこそ発生したが、全国の秋季大会は無事終了し、先月末にはセンバツ出場32校が決定。1カ月後には甲子園で高校球児が躍動するシーンが実現するはずだ。

 確かに制限はある。でもここまでこぎつけたのは「生徒たち」を思う現場の先生方の尽力である。コロナ下によるセンバツ。今度は報道する私たちも、感染防止に万全の注意を払いつつ、より一層選手と向き合う姿勢を持ち続けないといけない。 

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