【新井さんが行く 特別なキャンプ編】三浦監督になって変わるDeNAの野球

[ 2021年2月21日 05:30 ]

新井貴浩氏
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 三浦監督にとっては“初勝利”。もちろん、まだ練習試合で、結果は関係ないけど、選手に「こうやって戦っていくぞ」という意識付けをしているのが強く伝わってきた。昨季までのDeNAとは野球が違う。

 どんどん盗塁を仕掛けるし、送るところはしっかりバントで送る。初回に二塁走者の細川が暴投で一気に生還したように、走力にかかわらず、一つでも先の塁を狙う姿勢が見えた。いまの時期は失敗しても、やってみることが大事。失敗が次につながる。いまやらないと、本番ではできない。

 もともと打力のあるチームで、昨季も打率・266、135本塁打がリーグトップ(本塁打は巨人と並んで)。でも、516得点は3番目だった。勢いに乗って点を取るときはドカンと取るけど…という印象。やはり「打走」の両輪がかみ合うことで得点力が上がる。

 投手目線で、やられたら嫌なことを考えていると思う。打者と走者の両方に神経を使うようになると、バッテリーには二重の重圧がかかる。盗塁警戒で配球にも偏りが出るかもしれない。一つ一つは細かいことだけど、その積み重ねが長いシーズンでは差になる。

 現役時代の三浦監督は抜群の「キレ」と「コントロール」で勝負する投手だった。1年目からキレのある采配で選手をどうコントロールしていくのか。本当に楽しみだ。

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