プレーで示したベテランの健在 中日・福留が今春初実戦 背番号8の「後継」佐藤輝に賛辞

[ 2021年2月21日 05:30 ]

練習試合   中日9ー4阪神(特別ルール) ( 2021年2月20日    北谷球場 )

<中・神>背番号「8」の後輩・佐藤輝に熱視線をおくる?中日・福留(撮影・大森 寛明)
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 手本を見せた。中日・福留は今春初実戦で4打席に立ち、2四球1犠飛で復帰後“初打点”も挙げた。中日のユニホーム姿で出場するのは07年7月20日の球宴第1戦以来、4964日ぶり。安打は次回へ持ち越しでも、存在感を放った。

 初回1死一塁では2球で追い込まれてからファウルで粘り、西純の9球目、低めの変化球を見切って四球。好機を広げ、阿部の同点3ランにつなげた。

 「こういうところで四球を取ったらチームの流れに大きいですよ、と若い選手に見てもらえた」

 4―3の5回1死一、三塁では右犠飛。「最低限の仕事。犠飛が打てますよと見せていかないと」。無死一、二塁の8回も四球を選んで満塁の絶好機を演出。さすがの仕事ぶりを与田監督も「さすがだな」と拍手した。

 古巣相手の復帰初戦。「知った顔の選手が多い。不思議な感覚」。背番号8の後継者になった佐藤輝には「ルーキーであれだけバットが振れるのは魅力がある」と球界最年長選手としてエールを送った。きょう21日からは再び2軍に戻って調整。「打席の中で投手との感覚がもう少しというところがある。打つ量を増やして体をいじめてやっていけたら」。何度も通った開幕への道に迷いはない。
 (徳原 麗奈)

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2021年2月21日のニュース