阪神・チェンの活躍に「師匠」が太鼓判 中日の黄金時代をともに築いた吉見一起氏が激励

[ 2021年2月21日 05:30 ]

中日時代のチームメートの吉見一起氏(右)と記念撮影に納まる阪神・チェン(撮影・北條 貴史)
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 ロッテから阪神に移籍したチェンが20日、宜野座の残留練習で今春で初めて打者と対戦した。糸井、サンズ、マルテに計60球を投げ、27日の中日戦か、28日のヤクルト戦で初実戦を迎える行程も固まった。

 「打者に投げるということが久しぶりなので、その中でバランス感覚をつかもうと思ってたのですが、それがうまくいかなかった。それが(分かったことが)一番の収穫」

 マウンドの前に防球ネットを置き制球を乱す場面もあって自己評価は辛め。最初は1打席で交代するシート打撃形式、途中からは同じ打者が一定時間打ち続けるフリー打撃形式へ切り替え、安打性7本にまとめた。

 発奮材料もあった。落合監督時代の中日で左右の両輪として活躍した吉見一起氏(野球評論家)が激励訪問。2年ぶりの再会となった1学年上の“師匠”から「投げられているだけでこの時期は十分。投げ方もしぐさも変わっていない。顔つきもいいですしね」と活躍に太鼓判を押された。チェンも「お会いできてとてもうれしかった。一緒にお好み焼き食べにいこうと言われたので楽しみにしています」と感激の面持ち。今後は再びシート打撃登板を挟む予定で、タテジマでの実戦デビューが近づいてきた。 (山添 晴治)

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2021年2月21日のニュース