阪神・鈴木 2回完全投球で最高の“虎デビュー” MAX142キロも「真っすぐで押せていた」

[ 2021年2月5日 05:30 ]

阪神・紅白戦   紅組3-3白組 ※特別ルール ( 2021年2月4日    宜野座 )

<阪神宜野座キャンプ紅白戦>6回表終了後、3番手で登板し2回無失点に抑えた鈴木( 中央)(撮影・坂田 高浩)
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 中日から移籍してきた育成の鈴木が5回から登板し、2回打者6人を完全投球。阪神としての初実戦で最高のスタートを切った。

 「真っすぐで押せていた場面が結構あったので、そこはすごく自信になりました」。最速は142キロながら、制球とキレが光った。5回は近本、大山を難なく打ち取ると、梅野は自慢のカットボールで見逃し三振。2イニングをわずか13球でまとめる内容は、矢野監督からも称賛された。

 「(西純以外で目立ったのは)やっぱり、(鈴木)翔太じゃないの。戦力外という苦しい思いをして、うちに来て最初の登板で嫌なことも頭をよぎりながら、でもしっかりした投球内容と結果をね」。13年のドラフト1位。古巣でも将来を嘱望されたが、血行障害の手術を受けるなど苦しんだ。新天地で迎える8年目。3桁の背番号は似合わない。

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2021年2月5日のニュース