元広島投手・高橋里志氏、72歳で死去 77年20勝最多勝&82年最優秀防御率

[ 2021年2月4日 05:30 ]

ピッチングをする高橋里志氏(1978年撮影)
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 元広島投手でOB会副会長でもあった高橋里志(たかはし・さとし)氏が1月31日、肺がんのため広島市内の病院で死去した。72歳。福井県出身。葬儀・告別式は家族のみで行った。

 敦賀工から社会人の電電北陸を経て67年のドラフト4位で南海(現ソフトバンク)に入団。広島時代の77年には20勝を挙げて、最多勝のタイトルを獲得した。日本ハム時代の82年には29試合の登板で8勝5敗ながら防御率1・84で最優秀防御率のタイトルを獲得。近鉄に在籍した86年までプレーした。計4球団を渡り歩き、通算成績は309試合に登板して61勝61敗4セーブ、防御率4・44だった。

 現役引退後は広島の放送局で解説者を務めるなどして、後輩たちやファンからも親しまれた。広島OB会の安仁屋宗八会長(76)は「副会長としてOB会のために尽力してくれた。佐々岡監督を凄く応援していたので、天国からチームを応援してほしい」と悼んだ。

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2021年2月4日のニュース