田沢純一、台湾・味全入団を正式発表 「勝利のために精一杯投げたい」 MLBから日本経由で台湾球界へ

[ 2020年12月26日 18:56 ]

田沢純一
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 レッドソックスなどで活躍した田沢純一投手(34)の台湾プロ野球(CPBL)、味全ドラゴンズ入りが26日、決まった。今季プレーしたBC埼玉の公式サイトで発表した。

 田沢は「僕に野球をする環境を与えていただいた埼玉武蔵ヒートベアーズには心から感謝しています。短い期間でしたが、本当にありがとうございました。そして、球場へ出向くことさえ難しい状況の中、熱い声援で応援してくれたファンの皆さまにも感謝しています。ありがとうございました。来シーズンは、台湾プロ野球の味全ドラゴンズと契約することになりました」とコメントした。

 味全は99年にCPBLを脱退したが、昨年6月に20年ぶりに復帰。今季は2軍のみだったが、来季からは1軍に参入する。味全には昨季、コーチ兼任選手として前ソフトバンクの川崎宗則が在籍していた。

 さらに「ドラフト会議が終わり、この先も野球を続けるべきなのか長い期間悩みました」と揺れた胸中を吐露。「そんな中で台湾からオファーをいただき、家族や僕を支えてくれる方々と相談し、ヒートベアーズも海外への挑戦を後押ししてくれました。結果、自分を必要としてくれるチームがある限り野球を続けたいと思いました。新たな舞台への挑戦になりますが、さらに成長できるよう、しっかりと準備し、また野球ができる場を与えてくれたチームへの感謝の気持ちを忘れず、勝利のために精一杯投げたいと思います。埼玉を離れるのは寂しいですが、これからも応援していきたいと思っていますので、台湾へも声援よろしくお願いします」と続けた。

 田沢はメジャー通算388試合に登板し、13年にはレ軍で世界一を経験。今季途中からBC埼玉でプレーした。「田沢ルール」の撤廃に伴い、今年10月のドラフトでは指名可能となったが、NPBから声はかからなかった。ドラフト直後は「野球を続けるのかも踏まえ、しばらく考えたい」と話していた。

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2020年12月26日のニュース