阪神、原口サンタだ!医療ケア施設に39万円寄付「すごく励みになります」

[ 2020年12月24日 05:30 ]

医療ケア施設「チャイルド・ケモ・ハウス」に寄付を実施した原口(球団提供)
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 ひと足早い「原口サンタ」だ。阪神の原口文仁捕手(28)が23日、神戸市内の小児がんをはじめとする医療ケア施設「チャイルド・ケモ・ハウス」に今季の安打、打点に応じた39万円(20安打&19打点、各1万円)を寄付した。自身は昨年1月の大腸がん手術を経て復活。その経験から早期発見と早期治療の啓発活動を始めていたが、コロナ禍に見舞われた今年は慰問がかなわず球団を通してメッセージを届けた。

 「(今年は)病気と闘う子どもたちも細心の注意を払って過ごした大変な日々だったと思います。みんなが元気でいてくれることが僕自身にとってすごく励みになりますし、野球を頑張る一つのモチベーションにもなる」

 19年オフは同施設を訪れキャッチボールするなどして交流。チャリティーグッズの収益など計100万円を寄付していた。今年1月18日には和歌山県のすさみ町で「チャリティーラン」を初開催。5月には同施設のチャリティーイベントにオンラインで参加した。

 「来年はチームのために、子どもたちのために、もっといい成績を残して。コロナウイルスが落ち着けば、またみんなのところに会いに行って、一緒に思い切り遊びたい」

 今季は主に代打としての出場が多くなったが、来季も正捕手奪取を狙う。決して諦めない姿勢を子供たちに示し続ける。(山本 浩之)

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2020年12月24日のニュース