ロッテ守護神・益田 50イニング以上で最少被本塁打1

[ 2020年12月17日 05:30 ]

データで振り返る コロナ禍の2020年シーズン

100セーブ&100ホールドを達成した益田
Photo By スポニチ

 【ロッテ】10月4、5日に1軍選手8人の新型コロナウイルス陽性が判明。濃厚接触者も含め、13選手が同時に離脱した。同9日には首位ソフトバンクに0ゲーム差まで迫ったが失速。それでもレギュラーシーズン2位は07年以来13年ぶりだった。

 躍進を支えたのが益田だ。守護神としてリーグ最多の54試合に登板し、トップの増田(西)と2差の31セーブ。セーブ機会での失敗は8月4日オリックス戦(勝敗つかず)と10月29日ソフトバンク戦(敗戦投手)の2度だけ。52イニングを投げ、被本塁打はわずか1本。同点、逆転被弾はなく、被本塁打1は50イニング以上投げた43投手の中では平良(西)、笠谷、高橋礼(ソ)の2本を下回る最少だった。

 通算救援登板数は526試合で藤田宗一(523試合)を抜き球団最多を更新。8月7日には小林雅英227セーブに次ぐ球団2人目の通算100セーブ。16年に100ホールドをマークしており史上5人目、球団初の100セーブ&100ホールドを達成した。13年以来2度目のセーブ王は逃したが、来季は99年高津臣吾(ヤ)の5年ぶりを上回る最長返り咲き記録を狙いたい。

 今季、ロッテは先制した試合で40勝12敗2分けと強かった。勝率・769は優勝したソフトバンクの・736を上回るリーグ1位。2点差以内での32勝もソフトバンクの30勝を上回った。チーム打率はリーグ最下位の・235。球団歴代でも65年・232、17年・233、56年・234に次ぐ4番目の低さだったが、投手陣が踏ん張り、守り抜いた結果だった。(記録課・八田 朝尊)

続きを表示

この記事のフォト

2020年12月17日のニュース