広島ドラ6・矢野、報道陣に珍要望「新井さんと比較して!」

[ 2020年12月15日 05:30 ]

広島入りし、取材に応じる矢野(撮影・河合 洋介)
Photo By スポニチ

 広島ドラフト6位の矢野(亜大)は、15日の新入団発表を前にOBの新井貴浩氏(スポニチ本紙評論家)を目指す選手像に挙げ、珍要望を報道陣に出した。

 「比べてもらえると自分にプレッシャーがかかる。その方がもっと必死になると思うので、比べてもらえればいいと思います」

 同じ東都大学リーグの駒大出身で、同じ6位指名からスターダムにのし上がった大先輩。ガッツあふれるプレースタイルも共通項で、新井氏と比較されることによって自身を奮い立たせ、下克上を果たしたい考えだ。

 「自分が活躍できれば、下位で入ってくる選手に順位は関係ないと示せる。1年目から勝負という気持ち。必死に食らいついていかないといけない」

 セールスポイントは守備と俊足。中でも強肩は世評を得ており、担当の松本スカウトは「遠投は130メートル。ホームからバックスクリーンに当てるからね。(春の)キャンプで最初にそれを見せるらしい」と予告?した。矢野本人も言う。

 「守備範囲だったり、アウトにできないような所からアウトにできる肩はアピールできると思います」

 広島の情報は、亜大の2学年先輩で「(寮が)一緒の部屋。仲良くさせてもらった」正随から学習済み。守備自慢の即戦力野手が二遊間の定位置争いに加わった時、勢力図がどう変わるか見ものだ。  

続きを表示

2020年12月15日のニュース