ソフトB・泉 大幅増でサインも…球団に“珍要望”「何か作って欲しい」

[ 2020年12月15日 05:30 ]

<ソフトバンク契約更改>契約を更改し笑顔で会見する泉
Photo By 代表撮影

 ソフトバンクは14日、ペイペイドーム内の球団事務所で契約更改を行った。泉圭輔投手(23)は、年俸1250万円から大幅増の2800万円でサインした。今季は開幕から1軍でフルに活躍。40試合に中継ぎ登板したが自身の“インパクト不足”を嘆いた。来季は50試合登板の出番増とともに球団には自身のグッズ増を要求した。

 もっと投げるので、もっと商品化を――。これが来季に向けた泉の本心だ。1550万円アップとなった2年目右腕は「いい評価をして頂けた。金額に納得している。ありがたい」と喜びながら交渉席の最後には“珍要望”を付け加えた。

 「同世代のクリ(栗原)、笠谷、板東さんが活躍してグッズが出ていたが僕だけは出ていなかった。できれば“何か作って欲しい”とお願いをしました」

 24歳の栗原は6年目でブレークし日本シリーズMVP男にまで成長。安打後の“ケバブポーズ”からケバブ料理も場内販売された。23歳笠谷、25歳板東の両色男も“カサバン継投”で人気が加速。泉も、年間で1軍にいたが…。球団公式グッズのオンラインストアHPによると泉限定グッズは12月14日時点で、漢字名の書かれた半袖Tシャツの1点だけ。栗原は8点、12点の笠谷、板東は15点。この差を泉だけでなく、家族も気になっていた。

 「両親も“お前のグッズはまだ出らんのかー?”と楽しみにしている。自分の活躍次第ではあるんですが泉のここがすごかった、と。しびれる場面や優勝争いで、バチっと抑える。インパクトある活躍ができるように来年は50試合を目標にしていけたら」と衝撃増と、出番増をもくろむ。

 新グッズの種類は「正直、何でもいいが自分らしさがアピールできる、他と違うもの。今までにないものを出してくれるとインパクトがあるかなと」。石川県金沢市出身の長身でアイドル好き、大学時代は牛丼店でアルバイトした。加賀百万石のように輝けるか、泉圭輔として来季、さらなるブレークを狙う。(井上 満夫)

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2020年12月15日のニュース