オリックス・大下 三塁定位置獲り&日本一へ覚悟!倍増で年俸840万円もレクサス買った

[ 2020年12月3日 05:30 ]

契約を更改し、会見する大下(撮影・平嶋 理子)                                                     
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 オリックス・大下誠一郎外野手(23)が初の契約更改で“らしさ”を全開させた。年俸840万円(金額は推定)でサインした増額分の使い道を聞かれ、「車買ったんで、今欲しいものはないです」と真顔で答えた。手に入れたのはトヨタ社のレクサスRXで、グレードによって価格差があり、新車なら520万~800万円する国産高級車。来季年俸の相当部分を早くも使った計算だ。

 年俸240万円で臨んだ育成1年目。支配下選手に昇格した9月に420万円へ昇給し、今回の更改で入団時から3・5倍を勝ち取った。初打席初本塁打の華々しいデビューを飾るなど32試合で打率・216、2本塁打、9打点。「入団して右も左も分からず、毎日、苦しい日々でしたが、(ドラフトの)順位は関係ない」。今後も育成で入団してくる後輩たちに道を示した。

 来季目標には「絶対にサードでレギュラーを獲って、チームとしては日本一になります」とぶち上げた。大口を叩くのは奮い立たせるため。個人としても「2桁ホームランと打率3割」を掲げた。

 10月には予想もしていなかったプレゼントももらった。ベンチで常に大声を出す姿を知るファンがSNS上で「大下選手にハチミツを贈ってあげて下さい」と呼びかけ、食品会社から本当にハチミツの瓶が届いた。ありがたくノドのメンテナンスで食べたという。

 今月中には白鴎大の先輩でもある阪神・大山と自主トレを予定。成り上がりストーリーは、まだ始まったばかりだ。(田中 貴久)

 ≪来季登場曲は「嶋大輔さん一本で」≫大下は嶋大輔「男の勲章」とチェッカーズ「ギザギザハートの子守唄」の2つを使った本拠地での登場曲について来季は「嶋大輔さん一本でいきたい」と宣言した。シーズン中にツイッターを通じて嶋大輔にメッセージを送ったところ返信があったそうで、「男らしいし、曲も自分に合っているのかなと思う」と明かした。

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2020年12月3日のニュース