阪神・西純 来春1軍キャンプだ!不運な5回5失点に平田2軍監督「十分合格」

[ 2020年11月30日 05:30 ]

フェニックスL   阪神6―6r楽天 ( 2020年11月29日    アイビー )

<神・楽>先発の西純(撮影・坂田 高浩)
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 みやざきフェニックス・リーグ最終戦の楽天戦に先発した阪神の西純は、この秋に取り組んでいる前田健太(ツインズ)を参考にした新フォームに手応えをつかみ、1年目を終えた。

 「フォームは、もうほぼ完成に近いとは思います」

 4回までは力強い直球と、スライダーやフォークなどを織り交ぜて1失点。5回2死一、二塁でNOMOジャパン時代の同僚・黒川を平凡な内野フライに打ち取ってチェンジ…のはずが、捕手・坂本が逆光でボールを見失う不運な形で失点(記録は三塁への適時内野安打)。その後3連打を浴びるなど5回5失点だった。

 それでも平田2軍監督は「十分合格」と内容を高評価。「来年矢野監督の楽しみが増えたんじゃない? キャンプ1軍で見てやってくださいと言いたくなるよね」と既に矢野監督が示唆している来春の1軍キャンプメンバー入りに改めて太鼓判を押した。

 刺激となったのが、27日に阪神を6回1安打無失点に封じた同い年のヤクルト・奥川だ。「なかなか追いつけないというか、いつも先にいる存在。まだまだ自分も頑張らないといけないと本当に思った」。高校時代は同僚の及川、ロッテの佐々木朗と『BIG4』と称され、昨年のU18W杯をともに戦った戦友への意識は強い。「そのライバルを抜くために、本当にオフはやらないといけない。しっかり実力を付けて、いつか1軍で対戦できたらいいなと思います」。晴れ舞台での投げ合いを実現させるべく、2年目への戦いは既に始まっている。(阪井 日向)

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2020年11月30日のニュース