ソフトバンク 小久保裕紀氏を来季ヘッドコーチに招へい

[ 2020年11月26日 05:31 ]

小久保裕紀氏
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 4年連続日本一を達成したソフトバンクが、さらなるチーム強化に向けて来季ヘッドコーチに球団OBの小久保裕紀氏(49)を招へいすることが25日、明らかになった。

 小久保氏は94~03年にダイエー、07~12年までソフトバンクに所属。若手の手本となりチームの主将を務めるなど、常勝チームの土台づくりに貢献した。王監督時代も4番打者としてリーダーシップを発揮し、チームをけん引。99年には球団の福岡移転後初のリーグ優勝、日本一にも貢献した。毎年オフの自主トレでは若手選手を同行させ、技術やメンタル面でアドバイスを送った。豪快な一本足打法で通算413本塁打をマーク。12年には2000安打も達成した。

 現役引退後も精力的に球場に足を運ぶなど、野球評論家として活動するだけでなく、17年のWBCでは侍ジャパンの監督を務めて4強。NPB球団のコーチ就任は初となる。工藤監督とは現役時代にともにプレーした経験もあるだけに、新たな参謀役として期待がかかる。宮崎キャンプには毎年視察に訪れており、ソフトバンク時代にプレーした選手たちとのコミュニケーションも図ってきた。

 5年連続日本一を狙う2021年に向け、チームが成長の歩みを止めることはない。小久保氏の加入を含め、新体制でスタートを切る。

 ◆小久保 裕紀(こくぼ・ひろき)1971年(昭46)10月8日生まれ、和歌山県出身の49歳。星林から青学大に進み、3年時に92年バルセロナ五輪で銅メダル。93年ドラフト2位(逆指名)でダイエーに入団し、95年に本塁打王、97年に打点王を獲得。03年オフにトレードで巨人に移籍。06年オフにFAでソフトバンクに復帰した。12年に通算2000安打を達成し、同年限りで現役引退。13年10月に日本代表監督に就任し17年WBCで4強。1メートル82、87キロ。右投げ右打ち。

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