ソフトB・千賀 パ史上初の4年連続初戦先発も平常心「普段と変わらずに、落ち着いています」

[ 2020年11月21日 05:30 ]

SMBC日本シリーズ2020第1戦   ソフトバンクー巨人 ( 2020年11月21日    京セラD )

足を大きく上げアップする千賀(撮影・岡田 丈靖)
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 「SMBC日本シリーズ2020」は21日に京セラドームで開幕する。4年連続日本一を目指すソフトバンクは20日、同ドームで最終調整を行った。初戦の先発マウンドに上がるのは、投手3冠に輝いた千賀滉大投手(27)。4年連続の初戦先発はパ・リーグ初だ。巨人・菅野とのエース対決を制すれば、球団新記録のシリーズ開幕戦3勝目となる。

 決戦前日に京セラドーム内で開かれた監督会議。3年連続で予告先発が実施されることを受けて、両軍の命運を託された投手が発表された。先に巨人・菅野が明らかにされ、工藤監督は「ホークスは千賀滉大投手」とエースの名前を告げた。日本シリーズでの4年連続初戦先発は69~72年の堀内恒夫(巨人)以来、史上2人目。それでも千賀は平常心を貫き、淡々と言葉をつなげた。

 「僕というより、そこまで出られているチームが凄いと思う。毎年、毎年、慣れるものでもないけど、初めてじゃない。今は普段と変わらずに、落ち着いていられています」

 14日のロッテとのCS第1戦の登板後に大役を告げられ、準備を進めてきた。この日の夕方から始まった京セラドームでの最終調整では、石川とマウンドの硬さを確認し、一度シャドーピッチングもした。京セラドームでは18年にプロ初完封勝利を収めるなど、9試合に先発して6勝1敗と相性がいい。それでも千賀は「いやー(印象が)分からないのが正直なところ。日によって違う」とマウンドからの景色を再確認して本番に備えた。

 昨年の巨人との日本シリーズ第1戦では7回3安打1失点で勝利投手となり、4連勝での日本一に弾みをつけた。今季はコロナ禍で交流戦が中止となっただけに、映像を確認して巨人の各打者の特徴を頭に入れた。「(注意するのは)全員。やはり、しっかり打って点を取ってきてる。投手がしっかり投げるのが大事だと思う」と気を引き締めた。投げ合う菅野とは、今年1月に自主トレをともにした。「楽しみもあるがシリーズは勝てば何でもいい戦い。勝つように腕を振るだけ」と語気を強めた。

 勝利投手となれば日本シリーズ第1戦で3勝目となり、スタンカの2勝を抜いて球団新記録となる。工藤監督は「昨年の日本シリーズのような投球をしてくれたら最高。研究もされる中、先発として勝って次にバトンタッチしてくれたら」と期待する。4年連続日本一へ、今年もエースで先手を取る。

 ▽過去の千賀VS菅野 唯一、先発同士で投げ合ったのは昨年3月14日のオープン戦(ヤフオクドーム)。千賀は7回2死まで完全投球、菅野も5回まで完全投球を披露した。7回1安打無失点の千賀は「(菅野は)凄いの一言じゃ片付けられない。このピッチングを常日頃からやっている。恐ろしいピッチャー。刺激をもらった」。6回2安打無失点の菅野も「初回から凄いボールを投げていたし、負けられないなと。凄く刺激的な試合だった」とコメントした。

 ○…千賀(ソ)は17年から4年連続の日本シリーズ開幕投手。4年連続の日本シリーズ第1戦先発登板は、69~72年堀内恒夫(巨)に並ぶシリーズタイ記録で、76~78年山田久志(阪急)の3年を抜くパ投手の最多になった。また、勝てば17年と昨季に次ぐシリーズ初戦勝利。シリーズ開幕戦で3勝は、前記堀内、渡辺久信(西)に並ぶ最多タイでスタンカ(当時南海)の2勝を抜く球団最多記録だ。チームは18年の広島第3戦からシリーズ最多タイ記録の8連勝中となっており、エースの力投で9連勝の新記録達成となるか。

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