巨人・坂本 2000安打あと1本!偉業達成「早く」8日こそ本拠で決める!

[ 2020年11月8日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人6―2ヤクルト ( 2020年11月7日    東京D )

<巨・ヤ>3回1死一塁、左前打を放つ坂本(撮影・会津 智海)
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 今季一番、オレンジ色に染まった東京ドームで王手をかけた。今季最多の2万6649人が見守る中、巨人・坂本は4打席ぶりの安打を放った。今季115安打目。通算2000安打まで、ついにあと1本に迫った。

 「やはり球場の雰囲気で感じるものはありました」。新型コロナ感染防止対策の新技術を試験導入する目的で観客数を引き上げた一戦。右打者では史上最年少の31歳10カ月での大台到達の期待を360度から感じる。いつもとは違う雰囲気でも、1本を打てるのは修正力があるからだ。

 相手先発は試合前まで13打数無安打だった小川。第1打席で二飛に倒れて迎えた3回の第2打席で足の上げ方をマイナーチェンジした。3球目までは左足を上げてスイングしていたが、2―1からの4球目は右足方向にすり足気味に一度引き、タイミングを取った。外角のカットボールに体勢を崩されながらも、左手1本で拾い上げて左前へ。打ちあぐねていた右腕から今季初安打だ。同一打席内での微調整――。同じ遊撃手で2432安打を放った石井野手総合コーチも「修正能力が高い」とうなる技術だ。

 その後の3打席は凡退し、球団の生え抜きでは史上初となる本拠地での偉業達成は持ち越しとなった。「ファンの方が期待してくれているのは伝わってきますので、早く決められるように頑張ります」。今季は残り3試合で、8日が東京ドーム最終戦。坂本なら、巨人ファンの前で決めてくれるはずだ。(青森 正宣)

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2020年11月8日のニュース