ソフトバンク千賀が投手3冠浮上 快投求められる中で8回零封 1000奪三振を自ら祝う

[ 2020年11月4日 20:40 ]

パ・リーグ   ソフトバンク2ー0ロッテ ( 2020年11月4日    ZOZOマリン )

<ロ・ソ>8回2死、代打・藤原を中飛に仕留め喜ぶ千賀(右)(撮影・西川祐介)
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 ソフトバンクの千賀滉大投手(27)が8回を投げ、ロッテ打線をわずか2安打に抑えて11勝目を挙げた。楽天・涌井がオリックス戦で12勝目を挙げられず、千賀が勝利数でリーグトップに並んだ。また、この試合で今季の投球回は121回となり、規定投球回に到達。防御率も2.16として、山本(オリックス)の2.20を抜いてトップ。さらに9三振を奪い、奪三振も149としてトップの山本に並んだ。

 涌井と並ぶ最多勝は当確となり、最優秀防御率、最多奪三振は山本の動向次第となった。

 記録ずくめの快投だった。まずは、3回2死、荻野から空振り三振を奪い、通算1000奪三振に到達した。855回1/3での到達は史上2番目で、これまでパ・リーグ最速だった野茂英雄(近鉄)の871回を上回り、リーグ史上最速となった。両リーグ最速は藤川球児(阪神)の771回2/3で、千賀は2番目となった。

 レギュラーシーズン最終登板で、7回を投げれば規定投球回に到達。しかも無失点で7回以上投げれば、山本の防御率2.20を上回る。9三振なら山本に並ぶという状況下で、キッチリ結果を出した。10月以降は防御率0.00。絶対的な投球をみせている。エースがCSファイナルステージへ最高の状態で臨むことになりそうだ。

 1000奪三振のスピード上位は以下の通り。

(1)藤川球児(阪神)     771回2/3
(2)千賀滉大(ソフトバンク) 855回1/3
(3)野茂英雄(近鉄)     871回
(4)石井一久(ヤクルト)   913回

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2020年11月4日のニュース