巨人5位、二松学舎大付“ジャイアント”秋広 「16文のパンチ力」で「40本塁打」目指す

[ 2020年11月3日 05:30 ]

両手を広げて廊下の天井に楽々と触れる二松学舎大付高・秋広(撮影・白鳥 佳樹)
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 自慢のパンチ力で、プロの世界へ殴り込みだ。巨人からドラフト5位で指名された二松学舎大付の秋広優人内野手(18)が2日、東京都千代田区の同校で榑松伸介スカウト部次長らから指名あいさつを受けた。身長2メートルで高校通算23本塁打。投手としても最速144キロを誇るが「評価していただいている野手として勝負したい」と意気込んだ。

 ドラフト指名選手の日本人史上最長身。その長身ゆえに「布団に足が入らなかったり、ドアのフレームに(頭が)当たってしまったり…」と笑う。バスケットのゴールリングには「(軽く飛べば)届きます」といい、中学時代にはバスケットボール部の勧誘も受けたこともあった。この日、広島に移動した原監督は「なかなか面白い。結構俊敏だよ。パワーヒッターの可能性がある」と期待をかける。

 過去の球界での2メートル超の日本人選手は、元巨人の馬場正平投手(のちのプロレスラー・ジャイアント馬場)だけだ。馬場の足のサイズは34センチで必殺技は「16文キック」だが、秋広は32センチとほぼ同じ。高校時代のスパイクは「(メーカーの)工場に直接行って足形を測った」とオーダーメイドだった。大型の足の踏ん張りを効かせた「16文のパンチ力」で、夢もでっかく「3、4年目には1軍で30、40本塁打」と掲げた。(田中 健人)

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