侍J・稲葉監督 フェニックスLで日本ハムを2試合限定指揮 実戦感覚戻し五輪へ再出発

[ 2020年11月3日 05:40 ]

侍ジャパンの稲葉監督
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 侍ジャパンの稲葉篤紀監督(48)が宮崎での秋季教育リーグの「フェニックス・リーグ」で2試合限定で日本ハムを指揮することが2日、分かった。26日の西武戦、27日の中日戦を候補に球団内で調整されている。

 東京五輪が来夏へ1年延期され、稲葉監督も7月に1年間の契約延長に合意した。一方で実戦からは、昨年11月に優勝したプレミア12から1年近く離れている。新型コロナウイルスの影響もあり来年3月の強化試合は見通しが立たず、来年7月には直前の強化試合を経ての“ぶっつけ本番”となる恐れもある。実戦感覚を養い、ベンチワークなどを確認するため、侍ジャパンの他のコーチ陣も含めて貴重な場となる。

 7月に契約延長を正式要請され「就任時より五輪の借りは五輪で返すと申し上げてきた。その考えに変わりはない。金メダルへ向け全力を傾けたい」と決意表明した指揮官。就任した17年にも、初陣となるアジアプロ野球チャンピオンシップの前に、フェニックス・リーグで日本ハムを2試合指揮した。現在もスポーツ・コミュニティー・オフィサー(SCO)として在籍する球団の全面協力により、侍ジャパンのユニホーム姿で初采配を振った。監督として原点の場所から、東京五輪金メダルロードへ再出発する。

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2020年11月3日のニュース