【引退会見一問一答 1】石原慶が感じたカープの変化「黒田さん、新井さんが帰ってこられたのが大きい」

[ 2020年10月16日 18:25 ]

引退会見を行う広島・石原
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 広島・石原慶幸捕手(41)は16日、マツダスタジアム内で引退会見を行った。以下は、会見の一問一答。

 (自ら切り出し)よろしくお願いします。今シーズンをもって引退することに決めました。いままでありがとうございました。

 ――いつ決断したのか。
 「年も重ねてきて、そのシーズン毎に勝負だと思っていたので考えることもありましたけど、最終的に決めたのはいつぐらいですかね。2軍に落ちてから1軍に上げていただいて。その辺ですね」

 ――決断の理由は。
 「チームのために自分がなっているか、なっていないのかを自分なりに考えて。やっぱり、野球選手としてチームの力になれないのであれば、引退しないといけないと思っていた。そういう理由で引退することに決めました」

 ――具体的にプレー面での変化を感じていたのか。
 「プレーに関しては、まあ年々ここ最近は試合に出ることも減ってきましたし。なんと言いますか、そこがどうかというのは自分でも分からないですけど。試合をベンチで見ている中で、若い子と一緒に練習する中で、自分がどういう立場なのかも分かっていましたし。そういうのも踏まえて決めましたね」

 ――相談したか。
 「相談はしていないですね。報告はしましたけど。自分で決めました」

 ――家族の反応は。
 「“お疲れ様”という言葉をいただいて。そんな感じですね」

 ――それ以外の言葉も交わしたのか。
 「急に伝えたという感じでもなかったので。もしかしたら近いうちに…ということはしゃべっていたので。急に言っていたら分からないですけど」

 ――球団の反応は。
 「鈴木さん(球団本部長)に報告をさせていただいて、“本当にやめるのか”というお言葉をいただいたのですけど、“決めました”と言いました」

 ――鈴木本部長からそういう言葉をいただいた。
 「鈴木さんとは本当にチームのこととか色々話しをさせていただいて。自分が若いころからいまに至るまで、いっぱいいろんな話しをしたので。鈴木さんも気持ちを分かってくれていると思いますし」

 ――カープでの19年はどういう時間だったか。
 「いまこうやって引退を決意して振り返ると、すごく幸せな時間でしたね」

 ――長かったのか、短かったのか。
 「いまはすごく短く感じますね」

 ――あっという間に過ぎたという感覚?
 「あっという間に過ぎましたね。やっているときはすごく長く感じましたけど、いざ決断してからは短く感じますね」

 ――3連覇も経験。チームが変わっていく過程をどう感じていたのか。
 「なかなか自分が入団してから勝てずに、Bクラスにいることが多くて。その中で3連覇できたというきっかけは、やっぱり黒田さん、新井さんが帰ってこられたというのが大きいのではないかなと思いますけど」

 ――その2人でチームはどのように変わったのか。
 「やっぱりチームのために、みんなのためにという気持ちがすごかった。いまもそう思って、いまの選手もやってくれているとは思いますけど。やっぱり投手陣の中でも一番上の黒田さんであったり、野手で一番上の新井さんが、自らそういうことを示してくれていたので。そのへんは、若い子にすごくいい影響になりましたし。そのへんが変わって本当のチームになったというか」

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2020年10月16日のニュース