広島・石原慶引退会見「カープとは、みんなで同じ方向を向いて戦っていくことで勝っていくチーム」

[ 2020年10月16日 16:54 ]

引退会見を行う広島・石原
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 広島・石原慶幸捕手(41)は16日、マツダスタジアム内で引退会見を行った。

 球界最年長捕手として迎えた今季は、3試合の出場にとどまっていた。開幕から1軍に同行するも7月15日に降格し、8月8日に再昇格。「最終的に(現役引退を)決めたのはいつぐらいですかね…。2軍に落ちてから、1軍に上げていただいてその辺ですね。チームのために自分がなっているか、なっていないのかを自分なりに考えて、やっぱり野球選手としてチームの力になれないのであれば引退しないといけないと思っていた」と決断理由を明かした。

 広島一筋19年。低迷期からリーグ3連覇までを知る苦労人。今季は5位と低迷する中で、ナインには“赤ヘル一丸”に期待した。

 「選手もすごく頑張っていることも分かりますし。後輩たちもとにかくすごくいい選手がいっぱいいる。3連覇したときのチームといまのチームは違うと思いますけど、そのときの気持ちであったり、雰囲気もそういうのは絶対、みんなまだ覚えていると思う。カープというチームは、みんなで同じ方向を向いて戦っていくことで勝っていくチームだと思うのでね。苦しくて大変なのは分かっていますけど、もう頑張ってほしいとしか。応援するしかないのでね。そうなってほしいですね」

 現在は、3軍で左脚の故障からのリハビリに励んでいる。11月7日の阪神戦(マツダ)で引退セレモニーを予定。「全力で走れるようにリハビリして頑張ります」と出場に向けて意欲を示した。

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