阪神・岩崎 23日ぶり復帰初戦で1回無失点 コロナ濃厚接触者として戦線離脱

[ 2020年10月16日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神3-5中日 ( 2020年10月15日    ナゴヤドーム )

<中・神21>4番手で力投する岩崎(撮影・椎名 航)
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 新型コロナウイルスの集団感染に伴う濃厚接触者として戦列を離れていた阪神の岩崎が9月22日のDeNA戦以来、23日ぶりに復帰登板を果たした。

 0―2の7回から登板し、先頭の遠藤を外角直球で見逃し三振に抑え、ビシエドには直球勝負の2球目で押し込んで右飛。最後は高橋も直球で左飛に打ち取り、1回を3者凡退の無失点に抑えた。一度は直後の逆転劇を呼ぶ好投だった。

 「0点で抑えることができて良かった」

 短い言葉に安堵(あんど)の気持ちが表れていた。今季は12ホールドを挙げるなど、勝ちパターンの一角を担い、抜群の安定感を誇りながら思わぬ形で離脱となった。

 9月19日の名古屋遠征中に陽性判定を受けた浜地、馬場らの投手4人で会食。同25日に判明した集団感染で保健所から濃厚接触者に指定された。2週間の隔離を経て今月8日に2軍に合流。調整登板をせずに12日に出場選手登録された。実戦から遠ざかっていたとはいえ、圧巻の投球で格の違いを見せつけた。頼れる左腕の帰還はチームにとっても大きい。

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2020年10月16日のニュース