巨人 3軍選手1人とファームスタッフ2人がコロナ陽性 いずれも症状はなし

[ 2020年10月9日 19:24 ]

ジャイアンツ球場
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 巨人は9日、1軍選手、監督・コーチ、スタッフ106人と同じくファーム124人の計230人が7日に新型コロナウイルスの定期検査を受けた結果、3軍の選手1人とファームのスタッフ2人の計3人が陽性と判定されたことを発表した。いずれも発熱やせき、倦怠感などの症状はないという。残る選手、スタッフらは全員陰性だった。

 3人はいずれもジャイアンツ球場を拠点に活動しており、8日までに同球場の施設全体の消毒作業は完了した。

 管轄の保健所からは陽性判定を受けたスタッフのうち1人と7日にジャイアンツ球場内の執務室で昼食をともにしたスタッフ2人が濃厚接触者と認定され、21日までの14日間、自宅待機の要請を受けた。3軍選手にかかわる濃厚接触者の特定は今後、保健所が進める。

 3人について検査2日前の5日以降の行動を確認したところ、スタッフ2人はジャイアンツ球場と自宅の往復だけで1軍選手、監督、コーチとの接触はなかった。3軍の選手1人は7日正午から他の3軍選手らと東京ドームでの練習に参加したが、ロッカーは1軍と別の第2ロッカールームを使用し、練習の時間帯も別で1軍選手、監督、コーチとの接触はなかった。

 今回の定期検査は月に1度のペースで実施しているPCR検査に加え、理化学研究所と神奈川衛生研究所が共同開発したSmartAmp法(スマート・アンプ法)という新検査手法を並行導入したと報告。PCR検査より短時間で結果判明する上、陽性と偽陰性を識別できる特性があるという。

 スタッフ2人はスマート・アンプ法の検査で8日夜に陽性判定が確定し、都内の医療機関に入院。3軍選手1人はPCR検査のみを受け、9日夜に陽性判定が確定、都内の医療機関に入院した。

 球団は、残る公式戦とポストシーズンにベストの態勢で臨めるよう、1軍帯同スタッフのうち、選手、監督、コーチと接触頻度の高いスタッフ10数人を対象に、短時間で結果判明するスマート・アンプ法の検査を原則週に1度のペースで実施するとした。

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2020年10月9日のニュース