アストロズが4年連続でリーグ優勝決定シリーズへ! 勝率5割未満からの快進撃

[ 2020年10月9日 09:07 ]

ア・リーグ 地区シリーズ第4戦   アストロズ11―6アスレチックス ( 2020年10月8日    ロサンゼルス )

5回に2打席連続の本塁打を放ったアストロズのブラントリー(AP)
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 ア・リーグ第6シードのアストロズ(西地区2位)が第2シードのアスレチックス(西地区1)を11―6で下して3勝1敗。今季の勝率は5割に達していないものの(・483=29勝31敗)、4年連続でリーグ優勝決定シリーズに進出した。

 ア・リーグの優勝決定シリーズに4年連続で出場するのは1971~75年のアスレチックス(5年連続)と1998~2001年のヤンキースを含め、同シリーズが採用された1969年以降では史上3チーム目。2017年のワールドシリーズ(対ドジャース)を含む「サイン盗み事件」の発覚で揺れ動いたシーズンとなっていたが、“因縁の場所”とも言えるドジャー・スタジアムで次のステージへと勝ち上がった。

 第4戦では粘りを発揮。4試合連続で先制点を奪われたものの、4回にマイケル・ブラントリー(33)の2ランとカルロス・コレア(26)の3ランで5点を入れて逆転し、そのブラントリーは5回に2打席連続の一発を右越えに運んでチームに勢いをもたらした。

 先発のザック・グリンキー(36)は4回2/3で4失点と精彩を欠いたが、5回から7回まで3イニング連続で2点を加えるなど打線が活躍。7回にはホセ・アルトゥーベ(30)がとどめの2ランを中越えに放って勝負を決めた。

 今季36勝24敗でア・リーグ西地区では2位アストロズに7ゲーム差をつけ、対戦成績でも7勝3敗と上回っていたアスレチックスはこのシリーズでは1勝しか挙げられずに苦杯。7番のラモン・ロレアーノ(26)が2回に3ラン、5回にソロ本塁打を放ったが、防御率が今季リーグ5位(3・77)だった投手陣がアストロズ打線に14安打(うち本塁打4本)を許して敗れ去った。

 なおこのシリーズで記録された両軍の本塁打総数は24本(どちらも12本ずつ)。これは5試合以下のシリーズとしては史上最多記録となった。

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