今秋明治神宮大会中止を発表 日本学生野球協会

[ 2020年10月9日 15:05 ]

<第50回明治神宮野球大会 関大・慶大>19年ぶり4度目の優勝を決め、歓喜する慶大ナイン
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 日本学生野球協会は9日、11月20日から神宮球場で開催を予定していた第51回明治神宮野球大会の中止を発表した。

 神宮球場が所在する東京都は依然新型コロナウイルス感染者が増加している。

 実行委員会は開催地や開催期間の変更、運営方式の変更なども含めて検討したが、東京へ団体で移動することや長期間の宿泊を伴うことで感染リスクが増大する可能性があり、出場チームや選手の安全確保を優先した。

 明治神宮野球大会は明治神宮と日本学生野球協会が主催し、毎年秋に高校の各地区大会優勝校と大学の各リーグ代表校が出場して行われる全国大会。大会の中止は88年第19回大会が昭和天皇ご不例で中止になって以来2度目。大会事務局は「明治神宮野球大会を目標に全国各連盟のリーグ戦並びに各地方大会に臨まれている野球部員の方々をはじめ、各校関係者の皆様の想いに応えることが出来ず、大変心苦しい決断」とした。

 高校の部優勝校の所属地区に与えられる来春センバツの「明治神宮大会枠」については11月以降に検討していく見通しだ。

 これで今年の学生野球は春夏甲子園、全日本大学選手権に続き、すべての全国大会が中止。大学4年生にとっては学生最後の晴れ舞台を失うことになり、現在各地で行われているリーグ戦が最後の雄姿となる。

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2020年10月9日のニュース