「甲子園の魔物」は一体、いつまで…中日、競り合いに敗れ、敵地で球団ワーストタイの7連敗

[ 2020年9月29日 21:42 ]

セ・リーグ   阪神7―3中日 ( 2020年9月29日    甲子園 )

<神・中>5回2死一塁、糸井の勝ち越し2ランを浴びた勝野(撮影・大森 寛明)
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 かつて憧れた聖地が、目にするのも嫌な鬼門に姿を変えていた。投手陣が崩れ、中日はついに甲子園球場で開幕7連敗。08年以来となる球団ワースト記録に並んだ(年またぎは除く)。怒りや憤りを必死で抑え込み、与田監督は言葉をつないだ。

 「(勝野は)コントロールミスが多かった。今年はタイガース打線に甘い球をしっかりとらえられている。打たれた現実はしっかり見ないといけない」

 中盤まで接戦を演じながら、大事な場面で先発の勝野が制球ミスを犯した。1点リードの4回2死満塁では、原口への2球目ストレートが真ん中に入ってしまう。左前に2点適時打。直後に味方が追いついても、右腕は立ち直れない。5回は簡単に2死を取りながら、北條に投手強襲安打を浴び、ここまで無安打の糸井を打席に迎えた。木下拓が内角に構えた初球。まさに「甲子園の魔物」に魅入られたように、外角高めにボールが浮いた。快音の行方を確かめた視線の先で、その一撃はバックスクリーンへ消えた。

 「6連戦の最初に先発としての仕事ができなかったことが残念。大事な場面でのコントロールミスを反省します」

 2点差なら、まだ挽回の機運もあったのに、2番手の藤嶋が6回先頭の大山にソロを浴びてジ・エンド。中盤まで粘り腰を見せた打線も、後半は淡泊にアウトを重ねた。

 「早くここで勝ちたい思いはあるけど、戦い方どうこうではない。結果が出ないといろいろ言われるけど、辛抱して選手を起用していくしかない」

 指揮官は必死にファイティングポーズを取ろうとしていた。30日の2戦目は、チーム勝ち頭(6勝)の大野雄を先発に立てる。不名誉な記録を止め、重苦しい空気を変えるのは、「ミスター完投」しかいない。

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